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ヘナの産地は?と聞かれると皆さんはどこを思い浮かべますか?

日本では、白髪染めやトリートメント目的でインド産ヘナが多く使われています。ヘナと聞くとインドを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

OVERALLではインド産ヘナの他にモロッコ産ヘナを使用しています。モロッコ産のヘナはインドとは違う製造方法で作られ、施術後の仕上がりや質感が違います。

モロッコ産ヘナは半生製法で作られ、トリートメント効果の高いヘナになります。

今回はモロッコ産ヘナの特徴とインド産ヘナの違いについてお伝えしていきたいと思います。

モロッコ産ヘナとインド産ヘナの違い

モロッコ産とインド産どちらもヘナという植物に違いはありません。ですが、施術後の仕上がりや質感に違いがあります。

モロッコ産ヘナの特徴

  • トリートメント効果が高い
  • 癖毛が少し落ち着く
  • 髪がまとまりやすくなる
  • 鮮やかなオレンジの発色

モロッコ産ヘナは、トリートメント効果が高くしっとり落ち着いた仕上がりになります。髪の癖や膨らみが気になる方、髪のまとまりを重視する方に最適です。

ヘナには髪を明るくする作用はありませんが、モロッコ産ヘナは鮮やかな発色をするため黒髪がほんのりオレンジ色に色づいて見えることがあります。

黒髪の方がトリートメント目的でヘナをされる際、鮮やかなオレンジに発色をするので、黒髪の方にもオレンジの色味を感じていただけると思います。

インド産ヘナの特徴

  • ボリュームアップ効果が高い
  • ハリコシ、根元の自然な立ち上がり
  • 頭皮がスッキリする
  • オレンジ褐色の発色

インド産ヘナは、質感が軽く、頭皮がスッキリするように感じます。髪にハリコシを与え根元が自然に立ち上がる為、ボリュームアップを望まれる方にオススメです。

ヘナの製造工程の違い

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どうして同じヘナなのに産地によって施術後の仕上がりや質感に違いがあるの??

モロッコ産ヘナとインド産ヘナの施術後の仕上がりや質感の違いは、ヘナをパウダーにするまでの製造工程の違いにあります。

モロッコ産ヘナ インド産ヘナ
乾燥方法 日陰干し(半生乾燥) 天日干し(完全乾燥)
製粉方法 機械を使わずにパウダーにする

熱の干渉を受けない

機械を使ってパウダーにする

熱の干渉を受ける

モロッコでは紫外線や高温でヘナの成分が失われるのを防ぐ為に、直射日光が当たらないように日陰でじっくり乾燥させていきます。

ヘナの葉をパウダーにする工程では、モロッコでは石臼でヘナの葉を削るようにパウダーにします。そうすることにより、摩擦によって発生する熱を抑えることができます。ヘナに含まれるタンパク質は熱に弱いです。モロッコ産ヘナは熱の干渉が少ない為、鮮度が高くトリートメント効果が高くなります。

石臼製法はモロッコで古くから伝統的に行われており、サハラアルガンオイルも石臼製法で作られています。

それに対しインドではできるだけ日光に当てて水分を蒸発させます。パウダーにする工程では機械を使います。紫外線や機械によって発生する熱には殺菌効果があり、保存状態のいいヘナができます。

サハラシリーズ

サハラモロカンヘナの特徴

  • 低温粉砕による劣化防止
  • フィルタリングによる微細粉末
  • 日陰干しによる乾燥
  • 原材料を手選別
  • 適正価格で高品質

サハラモロカンヘナの成分

  • ローソン:オレンジ色の色素・トリートメント効果
  • タンニン:髪のハリコシ・ダメージ修復・活性酸素除去

ヘナに含まれるポリフェノールがが活性酸素を除去し、髪と頭皮を健康な状態に導きます。

サハラ  オーガニックアルガンオイル

サハラシリーズで同時に開発された、オーガニックアルガンオイルもヘナ施術に欠かせない存在となりました。

ヘナ施術の前に頭皮と髪にアルガンオイルをなじませることにより、ヘナ施術後の質感を向上させます。またビタミンEが豊富に含まれており、スキンケアにも効果的です。

アルガンオイル について

ヘナの文化

日本ではヘナといえばインドというイメージがありますが、アメリカやヨーロッパでは中東や北アフリカの植物と言われています。

実際には中東、北アフリカで発展した文化です。ヘナが髪に使われるようになる前は、ヘナタトゥーとして祈願(祝事)やボディペイント、女性のファッションとして使われていました。現在でもヘナタトゥーとして使われうことが多く、日本でも時間が経つと消えるタトゥーとして使われています。

イスラム医療でもヘナは使われ、現在でもモロッコの方の多くが日常生活にヘナを取り入れています。

インドでは100年程前からヘナの生産が始まりました。インドのヘナの産地ソジャットは乾燥した砂漠地帯にあります。このような砂漠地帯では農業が難しく、畑で食べ物を育てることができません。ヘナは砂漠地帯で育つ為、インドはヘナの産地として発展しました。

インドでもはじめはヘナタトゥーとして利用されていました。その後、髪を染めるものとして使われるようになります。

近代アーユルヴェーダでは健康維持の為に活用されてきましたが、現在ではインドの発展とともに利用頻度は低下しています。

まとめ

モロッコ産ヘナとインド産ヘナではヘナを作る製造工程に違いがあります。それにより、施術後の仕上がりや質感に違いがあります。

モロッコ産ヘナは生産工程・乾燥工程・処理工程・製粉工程を大きく見直すことにより、トリートメント効果が非常に高いヘナになります。

モロッコ産ヘナの登場によりヘナ施術の幅が広がったように感じています。ヘナの特徴を活かしお客様の髪質やご要望に合わせて、インド産ヘナとモロッコ産ヘナを使い分けてご提案しております。

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モロッコ産ヘナを一度試して見たい!という方は気軽にお声掛けくださいませ♪

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